入社2年目に精神的に不調になった時、自分がなぜ苦しいのかわかりませんでした。
今でこそ、発達障害による仕事のミスと長時間の勤務が重なって不調になっているとわかるのですが、当時はそんなこと思いもしません。
当然心療内科に行くという選択肢もありませんでした。
ただつらいなりに何かしなきゃと色々な本を読みました。
その本の一つに中谷彰宏さんの「人を許すことで人は許される」があります。
中谷彰宏さんは「面接の達人」の著者で、20年くらい前に就職活動をした方はこちらの方がなじみがあるかもしれません。
その本の一節に「目標を下げると、失敗する。目標を上げると、成功する」というものがあります。
つらかった当時の私は「視野が会社の仕事だけにとらわれすぎているかもしれない。もっと大きく考えよう」と思いました。
それで大学時代に熱中していた中国語の教室に通い出すのです。
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毎週土曜日に私は車で中国語の教室に通いました。
片道約1時間のドライブはいい気分転換になっていたと思います。
中国語の教室に通ううちに自分の仕事も部署異動になり、体調も回復していきました。
何年か教室に通ううちに先生から「通訳案内士の試験受けてみないか」と勧められます。
通っていた教室には数名合格者がおり、私も受けてみようと受検しました。
そして運よく合格するのです。
合格したものの通訳の仕事は全くしていません。
興味が持続しないので、今度はゲームセンターにハマりだすのです。(笑)