だいぶ昔になりますが、母が精神的に不調になったことがあります。
一番ひどい時は鬼気迫る顔で「誰々が死んでるよ」とか「隣の人が悪口を言ってる」といった、事実ではないことを言っていました。
私が新卒2年目で、私の調子が悪かった時と重なっています。
私は仕事がうまく行かず、よく母に愚痴をこぼしていました。
母は口数が少なく、あまり自分の感情を出さないので、私の話を黙って聞いてくれていました。
実際はとても繊細で、子供の苦しさを自分の苦しみのように感じていたのかもしれません。
父からは「あまり母さんに言うな。おかしくなるから」と怒られました。
父は私より先に母の異変に気づいていたのです。
母の言動が支離滅裂になり近くの精神科に行きました。
そこですぐに紹介状を書いてもらい、病院に入院することになったのです。