うちの会社では「トヨタ生産方式」を自社に根付かせようと、月に1回外部からコーチを招いて指導してもらっています。
私も「トヨタ生産方式」には学ぶ点があると思っているので、そのエッセンスを実践していっています。
トヨタには「人を責めるな、しくみを責めよ」という教えがあります。
問題を発生させてしまった人を責めるのではなく、問題が出てしまうしくみを改めようとする考えです。
とても正しい考えで、カイゼンを職場に根付かせるためには必要なものだと思っています。
さて、自分自身がミスをした時のことです。
自分自身が発達障害であるとどうしても次のように考えてしまいます。
「気をつけてもミスが出やすいのが発達障害。指導する方はきちんと指摘することで再発防止になると思っているかもしれないけど、それだけでは絶対にミスは無くならない。もっと根本的にミスが出ない対策をしないといけない」
それで冒頭の発言になるのですが、はたから見るとミスを開き直って、言い訳をしているように見えるようです。
私としては自分のミスを反省したうえで、さらにベターな対策をしたいと思っての発言なのですが、なかなかその通りには受け取ってもらえません。
上司からは次のように諭されました。
「人を責めるな、しくみを責めよ」の考えは正しい。ただそれは第三者が言うことだ。ミスをした本人はしっかり反省して、ミスを再発させないようにしないといけない。
私としては人にケンカを売りたくてこんな発言をしているわけではないので「なるほど、そういう風に捉えられてしまうのか」と反省しました。
私は自分の発言の真意が相手に伝わらず、相手をイラつかせていることが多いような気がします。
発達障害の自分が職場で受け入れられるには、周囲の人がどのように感じるかを意識して発言しないといけないと感じました。