私が生産計画の部署にいた時の話です。
当時色々な部署からメールが来ていた為、管理がしきれずメールをほとんど読んでいませんでした。
それでも仕事が回っていたのは、関係者が皆、私がメールを見ないことを知っていたからです。
本当に重要な納期調整などの連絡はメールだけでなく、直接私に電話をかけてくれました。
私も電話を受けたものについてはすぐに対応します。
今考えると、連絡を受けたら、それまでやっていた仕事が頭から抜けてそちらに飛びついてしまう衝動性が出ていたかなとも思います。(笑)
当時は問題なく仕事をしていたと考えていたのですが、最近になって上司から「一時期会社で問題になってたよ」と笑い話で教えられました。
メールを読まないちゃらんぽらんな私を、周囲の人が許してくれたのは、私が真剣に仕事をしていることをわかっていたからだと思います。
納期調整については現実的にできる所で、さばを読んだりせずに正直に答えていました。
製造に対しても、急きょ急ぎで動かす必要が出た製品については各工程の関係者に口頭で連絡し、製品に出荷日を記したシールを貼るなどしてフォローしました。
生産計画のような間接部門の楽しさは、自分の動きで周りの人を動きやすくすることです。
変な話、工場を支配した気持ちになります。(笑)
発達障害があるとうまくできないこともあります。
ただできない所をフォローしてもらうだけでなく、自分ができる所は積極的に人のフォローをしてきました。
人間関係でトラブルが起きた時も、必ず味方になってくれる人がいたのはそういったことも理由なのかなと思います。