行政への不満

2024/1/1作成


行政への不満

私には引きこもりの双子の兄がいます。

今まで10年近く仕事をせず、実家で両親と暮らしています。

その引きこもりの兄について自治体に相談しました。

両親も高齢になりいつまでも親のもとで生活できるわけではないからです。


しかし相談窓口のアドバイスはあまり建設的なものではありませんでした。

生活できないくらい困窮した状態でないと支援に動いてくれないのか「経済的に問題ないのであれば見守っていきましょう」とのことでした。


私としては以下のような具体的なアドバイスがほしかったのです。

  • ひきこもりは精神的な病気を伴っていることもあります。心療内科を一度受診してみて下さい
  • ひきこもりを見てくれるお医者さんにはこういったものがあります
  • 診療の結果、病気や障害などがあれば、行政としてこういった支援策があります
  • ひきこもり家族の為の家族会などもあります。そういった場で悩みを共有して、抱え込まないようにして下さい

こちらの話していることを聞いてはくれるのですが、あまり積極的に支援するという感じではありません。

当たり障りのない対応で、あまり深入りしたくないように感じました。

行政の立場からすると、引きこもりはほとんど納税もせず、権利だけ主張する金食い虫ということなのでしょうか?

長々と電話をしてもほとんど何も得るものがなかった私はひどく落胆したのを覚えています。


積極的な就労移行支援事業所

行政への相談とは別に、私の発達障害もあったので、近くの就労移行支援事業所を見学し、引きこもりの兄の相談をしました。

見学後も何度か電話をかけて下さり、一度兄本人が事業所を見学し、一緒に自治体に相談に行って下さるとも言ってくれました。

その話は兄が乗り気ではなく、実現しなかったのですが、行政より民間の方が引きこもり支援に積極的だと感じた出来事です。